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第4回中山競馬8日目前日の芝の状態について

第4回中山競馬もあっというまに最終日!

今開催の中山競馬場の馬場は、1年に5回開催のある開催の中で唯一洋芝を撤去した野芝主体の馬場で行われる。野芝の丈は約8センチ~10センチ、開催前半4日目まで内ラチから3メートルのところに仮柵を設けるBコースを使用、開催後半の4日は内ラチから6メートルのところに仮柵を設けるCコースを使用する。

~Cコースになって差し追い込みが活躍が目立つ~

先週からCコース使用となったが、「第4回中山5日目前日の芝状態」のところにも書いた通り、コースが替わって差し・追い込み馬が活躍できるようになった。それは開催を重ねるごとに顕著となり、10月4日に行われた7日目(本日)などは、2Rのコハクジョー、7Rのショウナンラヴァー、10R外房Sのサララなど、後方で競馬をした馬達が馬場の外目を通って豪快に追い込み鮮やかな勝利を飾っている。

さて、そんな馬場で迎える第4回中山競馬8日目(最終日)。

注目は何と言ってもメインレースである秋のスプリント王決定戦・スプリンターズステークスだろう。同レースは開催時期が変更となった00年から07年まで逃げ馬が4頭も勝利しているように、前の馬が強いレースである。しかしそれは開催時期が変更になった事で雨と開催が重なる事が多くなり、ぬかるんだ馬場がその傾向をアシストしていた・・・と考えられない事もない。そんな今年のスプリンターズSの行われる明日は曇りの予報。天気予報が外れるか、直前に今流行りのゲリラ豪雨でも降らない限り良馬場で行われるだろう。良馬場で行われた年はデュランダルやトロットスターのように差し・追い込み馬がきっちり差し切っているだけに、逃げ馬がよく来ているレースだからと言ってただ闇雲に前の馬だけ買っていると、差し馬・追い込み馬に足元をすくわれるだろう。

とは言ってもそこはG1レース。逃げ・先行馬だって簡単には潰れない。良馬場で行われた05年のスプリンターズSの様に強い先行馬を軸に、差し・追い込み馬を買うのが理想的だろう。作者の本命はスリープレスナイト。これにジョリーダンス、シンボリグラン、スピニングノアール、トウショウカレッジ、人気の落ちたスズカフェニックスまで。

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セントライト記念

NHKマイルCとダービーを制覇したディープスカイが頭一つ抜け出す世代。そのディープスカイも神戸新聞杯の結果によっては天皇賞へ進む可能性がある。最後の1冠・菊花賞を誰が戴冠するか。そんな菊花賞の出走権を賭けて争われたトライアル・セントライト記念だったが、そんなレースを制したのはダイワワイルドボアだった。

~勝ったダイワワイルドボアは~

Blog255弱くなったり強くなったりを繰り返しながら降り続く雨と、そんな雨を避ける傘の花の中で行われた今年のセントライト記念。1コーナーカーブの途中でリノーンリーズンが心臓麻痺により死亡・転倒するという事故が起こり、それに多頭数が巻き込まれるという波乱含みの一戦となったが、スタート直後に先行するネオスピリッツやシルクマンハッタン、マイネルチャールズを直後で見る形で競馬を進めていたダイワワイルドボアは、そんな事故の影響をギリギリのところで受けない6~7番手。ここで上手に折り合うと、3コーナー手前で早前に動き出したマイネルチャールズを見ながらジワリジワリと前に進出し、最後の直線へ。目の前には先に抜け出したマイネルチャールズと、それに並びかけようとするノットアローンの2頭。これを目標に鞍上の北村宏騎手に激しく追われれば、まるで大蛇が獲物を捕らえるかのごとく舌をチロチロと出しながら一完歩毎ににじり寄り、ゴール直前で一気に丸の飲みにしてしまった。

Blog256馬主の大城氏に上原調教といえば皐月賞に天皇賞・秋、安田記念などG1を5つ制覇したダイワメジャーが思い浮かぶが、このダイワワイルドボアも同じコンビ。ワイルドボアは「この世代で期待している馬」として名を挙げるほど期待する大城氏だったが、そんな氏の期待とは裏腹に、2番人気に支持された新馬戦では550キロという巨体を持て余して8着、次走の未勝利戦でも6着と掲示板に載ることがきず。3戦目でなんとか未勝利を脱出するものの、次のクラスである500万下では2着・6着と勝ちあぐね、背伸びして出走したスプリングSでは14着と大敗するなど、結果を出せずにいた。そんなボアが夏を越して重賞を制覇。ダイバーシティの末脚などを見ると、確かに今回のレースにおいて事故の影響を受けなかったのは大きいところだが、春にはまったく話しにならなかった重賞という舞台で、中山得意の皐月賞1番人気馬マイネルチャールズを外から差し切ったのは紛れもない成長の証し。素質の一端を開花させた愛馬を喜び、ウイナーズサークルで北村宏騎手と握手をしていた手を力強く何度も上下させる大城氏が印象的だった。

面白いのはワイルドボアの馬体重。デビュー当時は2歳馬とは思えぬ550キロで登場。しかし、これがレースをする毎に減っていき、8戦目となったプリンシパルSで518キロ。これを考えると上原調教師も春先はボアの適正な体重を測りかねていたのではないか。それが食の落ちやすい夏場で10キロ戻すと、今回は526キロで登場し優勝。体重の推移と結果を踏まえると、単に大きかった春先とは違って身が伴ってきた事が推測できる。父アグネスタキオンに母父ヌレイエフという血統構成から2000メートル前後が適距離だろうとは思うので、菊花賞となると考え込んでしまうが、ボアが持つ潜在的な素質についてはダイワメジャーにダイワスカーレットなど、近年、最も勢いのある馬主の1人である大城氏のお墨付きをもらっているだけに、成長次第で血の制約さえも凌駕する可能性もある。今後、どこまで昇りつめるか楽しみな1頭だ。


~2着になったマイネルチャールズは~

中山で5戦して3勝2着2回というパーフェクト連対を誇る中山マイスター・マイネルチャールズ。初の古馬との混合戦となった前走の札幌記念では夏の上がり馬を抑えて2番人気に支持されるも6着に沈んだが、今回のセントライト記念は、叩き2戦目とコース適性、3歳限定戦などを考慮されて1番人気に支持された。結果は2着。最後はワイルドボアの末脚の前に屈する形となったものの、ノットアローンに並びかけられても抜かせない勝負根性は健在で、春の実績馬としての面目を保った。この結果を見て出てくるのは

うーん。やはり中山は走る

Blog257という感想。「なぜ中山は走るのか」と言えば、中山はコース形態的に中間がスローになっても上がり勝負にならないという、チャールズにとって得意の流れになりやすいからだろう。前走の札幌記念はスタート直後からコンゴウリキシオーがひっぱり、中間もペースは落ちない淀みのない流れ。ペースが上がり出す前に捲り気味動き出す戦法を得意としているチャールズにとって自信の1000メートルの通過が59秒8ではいかにも厳しく、最後の直線に入る頃には余力は無くなっていた。確かに休養明けという事もあったであろうが、捲りと言っても同じ捲りを得意としているマツリダゴッホのように他の馬を威圧するようなスピードがないため、このような流れになってしまうと自分の形に持ち込めず最後の直線に向いた時には勝負は終わってしまう。本番の菊花賞はスローになりやすく、チャールズにとっては歓迎する流れになりやすいが、京都は中山と違って上がり勝負となる。直線で一度先頭に立つというシーンはあるだろうが、ゴール前で末の切れる馬に屈する可能性は低くない。

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