中山競馬場の芝状態(第1回中山6日目前日)について
ええっ、第1回中山開催って、今週でもう最終週!?
前開催である2011年の第5回中山競馬は冬眠中の野芝の間に洋芝を生えさせるオーバーシードを施した馬場で行われていたが、今開催も引き続き野芝の間に洋芝を生えさせるオーバーシードを施した馬場で行われる。野芝の草丈は約6センチ~8センチ、洋芝は10センチ~14センチ。金杯の行われる初日からAJCCが行われる最終日まで内ラチから6メートルのところに仮柵を設けるCコースを使用する。
~フラットな馬場も、早目の仕掛けが多い中距離で躍動するのは捲りを打てる馬~
逃げ・追い込みと言った極端な戦法は流石に決まり難いものの、ペースに柔軟に対応できる先行はもちろん、それと同等に差し馬の活躍も目立っていた2012年の第1回中山開催の前半4日間。Cコースに替わってもAコースで行われていた前開催(2011年第5回中山)の「ペース次第で有利な脚質が変わるフラットな馬場」という傾向は相変わらずだったが、その傾向は開催後半に入っても同じ(強いて言うならば「いくらか外の方が伸びが目立ってきたかな」という程度)。馬場は、枯れて冬眠状態に入った野芝の茶色が目立つため見た目は良くないのだが、4日目に行われた4歳上古馬オープンの1600m戦・ニューイヤーSで1分32秒4、5日目に行われた3歳500万下の1200m戦で1分8秒7、同日の4歳上1600万下の1800m戦・初富士Sで1分46秒9(1800m)とタイムは出ているように、「極端に状態が悪い」と言う訳ではない。このため、先行押し切りや逃げ切りが決まる事もある(実力差もあるが)。

ただし騎手の頭の中に「いつもよりも早めの仕掛けを」という意識があるようで・・・
その意識は距離が延びれば延びるほど強く働く様子。前半1000mが60秒を切るような速いペースになればもちろんだが、例え60秒を超えるようなスローペースとなったとしても、残り5~4Fのロングスパート戦になる事が多く、その結果として馬場の中~外を通った差し馬が~という構図。このようなレースが増えると躍動するのは捲りを打てる馬。京成杯を勝ったベストディールをはじめ、初咲賞のヴァーゲンザイルと2着のコスモエンペラー、初富士Sのアカンサスと2着のケニアブラックなど、特別~重賞では特に活躍が目立っていた。1800m~2200mでは上がり3Fの切れ味勝負よりもロングスパート戦になる可能性が高いので、今週も捲りを打てる馬は特注だ。
ちなみに、中山競馬場の所在する船橋は金曜日に降雪。天気予報によれば「積もる事は無い」との話だが、馬場コンディションは悪化する事が考えられる(ヤヤ重~重程度)。これにより傾向に変化がある可能性もあるので注意は必要だろう。
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