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中山競馬場の芝状態(第1回中山4日目前日)について

金杯が終わったと思ったらもう第1回中山開催後半戦に(汗)。

今開催の中山競馬場芝コースは前開催の2016年第5回開催同様、冬眠中の野芝の間に洋芝を生えさせるオーバー・シードを施した馬場で競馬が行われる。野芝の草丈は約6cm~8cm、洋芝は10cm~14cm(洋芝は下限・上限共に昨年の第1回開催と同じ長さ)。コースは中山金杯の行われる1日目からAJCCの行われる最終日までの全7日間、内ラチから6mの場所に仮柵を設けるCコース使用する。


~差し・追い込みは決まるが差し・追い込み馬が有利ではなかった?~

開催2週目までは「ペース次第でどの脚質にもチャンスのある有利不利の少ない馬場」で競馬が行われていが、開催3週目は突如として馬場の外目を走った馬の伸びが目立つ傾向になった前開催の2016年第5回中山開催。しかし最終週の4週目になると今度は馬場の内目を走った馬の伸びが目立つという傾向にガラリ一変・・・。スローペースで逃げ・先行馬が押し切るのは当たり前だが、差し・追い込み馬に有利なハズのハイペースでも前で競馬をしていた馬が粘りきったり、差し・追い込みが決まったと思ったら内ラチ沿いから強襲をかけた馬だったりと、とにかく外目のコースをとった馬より内目のコースを走った馬の伸びが目立った2016年最後の3日間の開催だった。

そんな前開催から引き続いて行われている今開催の2017年第1回中山開催。上でも書いたように今開催は内ラチから6m地点に仮柵を設けるCコースを使用。前開催の最終週は突然に内目のコースの伸びる馬場状態で競馬が行われる事となったが、今開催はこの地点の芝が仮柵によってカバーされるので再び「ペース次第でどの脚質にもチャンスのある有利不利の少ない馬場」で競馬が行われるようになるのではないか~というのが開催1日目前日にアップしたエントリーだったのだが、どうだったかというと・・・

当たらずも遠からずと言ったところ。

開催1日目11Rに行われた中山金杯のツクバアズマオー(4歳上・G3・芝2000m)や9Rに行われたジュニアカップのナイトバナレット(3歳・オープン・芝1600m)、12Rのメイショウメイゲツ(4歳上・1000万下・芝1600m)、2日目9Rに行われた寒竹賞のホウオウパフューム(3歳・500万下・芝2000m)、3日目11Rに行われたフェアリーSのライジングリーズン(3歳牝・G3・芝1600m)などなど差し・追い込み馬が鮮やかな勝利をあげていたので差し・追い込み馬有利の馬場なのかと思いがちだが、実際はそうではない。何故なら2日目5Rでルネディが逃げ切り勝ち(3歳・未勝利・芝1600m)を決めたのをはじめ、9Rの迎春Sでミライヘノツバサが2番手から押し切り勝ち(4歳上・1600万下・芝2200m)、12Rでリンクスが逃げ切り勝ち(4歳上・500万下・芝1600m)、3日目10RのサンライズSでワンスインナムーンな逃げ切り勝ち(4歳・1600万下・芝1200m)、12Rでブラックバゴ(4歳上・1000万下・芝2000m)が2番手からの押し切り勝ちと、逃げ・先行馬が活躍したレースも多数あったからだ。

このように現在の中山競馬場の芝コースはレースによって活躍する脚質が極端。

前日は逃げ・先行馬の活躍が目立ったのに翌日は差し・追い込み馬の活躍が目立つとか、前のレースで差し・追い込み馬が活躍したと思ったのに次のレースで逃げ・先行馬が活躍するなど、傾向を把握するのが非常に困難。これほどの振れ幅があるので「どの脚質にもチャンスのある有利不利の少ない馬場で競馬が行われている」と言えるといえば言えるのだが・・・。感覚からいうとスローペースならば逃げ・先行馬が活躍できるが、少しでもペースが厳しくなるようだと差し・追い込み馬が牙を剥く(それ故にスローペースで差し・追い込みを決めた馬、ハイペースで逃げ・先行押し切りを決めた馬は高い評価を与えられる)。馬券のアプローチとしては馬の人気や能力よりも、そのレースがどのようなペースになるかをまず最初に予想するのが重要になるのではないか。
Blog460

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中山競馬場の芝状態(第1回中山1日目前日)について

気が付いたら年が明けていて2017年、そしてもう金杯(汗)。

今開催の中山競馬場芝コースは前開催の2016年第5回開催同様、冬眠中の野芝の間に洋芝を生えさせるオーバー・シードを施した馬場で競馬が行われる。野芝の草丈は約6cm~8cm、洋芝は10cm~14cm(洋芝は下限・上限共に昨年の第1回開催と同じ長さ)。コースは中山金杯の行われる1日目からAJCCの行われる最終日までの全7日間、内ラチから6mの場所に仮柵を設けるCコース使用する。


~突然、前残りイン差しの馬場に変貌して愕然とした前開催の第5回最終週~

4月に行われた第3回開催終了後、9月の第4回開催が始まるまでの約5か月間の休養期間を利用して芝コースの大規模な手入れが行われる中山競馬場。そんな作業を行った後に初めてAコースで競馬が行われるのが12月に行われる前開催の第5回開催。内ラチから3m以内の芝は第4回開催で利用された内ラチから3m以上の芝よりも良好な状態ということで第5回開催は1年でも最も逃げ・先行馬が活躍できるであるハズなのだが・・・それは一昔前まで。理由は開催前に施されるエアレーションと言う馬場を軟化させる作業にあり。この作業によって開幕週の綺麗で荒らされていない素軽い馬場も適度にパワーが必要となるため開幕週にもかかわらず差し・追い込み馬が活躍できる馬場で競馬が行われている~というのが現在の中山競馬場の芝コース。

このエアレーション作業によって今年も差し・追い込み馬も活躍できる馬場状態で開幕した2016年第5回中山開催。開催2週目までは「ペース次第でどの脚質にもチャンスのある有利不利の少ない馬場」も競馬が行われていたと言えたのだが、3週目は突然の差し・追い込み馬、大・活・躍(汗)。しかし、それには理由があった。理由は差し・追い込み馬が活躍した殆どのレースが平均以上のペースで流れていたためだった(レース前半がスローで流れたにもかかわらず差し・追い込み馬同士で決着したディセンバーSは6F目から急激なペースアップでゴールまでのロングスパート戦となったため)。

差し・追い込み馬が勝つ時は人の目に鮮やかに映るため印象に残りがち。

差し・追い込み馬が2戦続けて勝ち負けすれば差し・追い込み馬向きの馬場だと思ってしまいやすいが、ペースが遅かったレースではしっかりと逃げ・先行馬も活躍しているという点を見逃してはいけないだろう。内ラチ沿いよりも外目の馬場の方が伸びが目立つのは確かで(とはいえ内ラチ沿いが伸びないわけではない)、傾向としてもフラットというよりは差し・追い込み馬向きのに振れているように思える事も確かだが、「差し・追い込み馬天国」とまでは言い切れないのが開催3週目の馬場だった。


そんな3週目の傾向から考えると今週の第5回最終週も逃げ・先行馬よりは差し・追い込み馬の活躍の方が目立つ可能性が高いのではないか(前日に降った雨がどれほど馬場に影響を与えるかは未知数だが)。外目の馬場を通った馬の伸びが目立つこともあり、展開がハマった時の差し・追い込み馬の強さは目を見張るものがあるが、そんな道中は中団、また中団よりも後ろで競馬をするような脚質の馬の中でも3コーナーから捲りを打てるような「長くいい脚を使える馬」は要注意だ~というのが昨年の第5回開催7日の前日にアップしたエントリーだったのだが、結果がどうだったかというと・・・、

まさかまさかの前残り・イン差し馬場に大・変・貌。

スローペースで逃げ・先行馬が押し切るのは当たり前だが、差し・追い込み馬に有利なハズのハイペースでも前で競馬をしていた馬が粘り切ったり、差し・追い込みが決まったと思ったら内ラチ沿いから強襲をかけた馬だったりと、とにかくインコースを走った馬の伸びが目立った最終週の3日間開催だった。年末の大一番・有馬記念はサトノダイヤモンドがゴール直前でキタサンブラックを差し切って優勝したが、馬場を考慮すると2キロ軽かった斤量以上にサトノダイヤモンドの能力が上だったからこそできた芸当のように思われる(もちろんキタサンブラックの強さも認める)。着差はクビ差で接戦のように見えても実際は完勝だったと言っていいレースだったのではないだろうか。
Blog459

そんな開催から引き続いて行われる今開催の2017年第1回中山競馬。

上でも書いたように今開催は内ラチから6m地点に仮柵を設けるCコースが使用される。前開催の最終週は突然にインコースの伸びる馬場状態で競馬が行われる事となったが、今開催はこの地点の芝が仮柵によってカバーされるので再び「ペース次第でどの脚質にもチャンスのある有利不利の少ない馬場」で競馬が行われるようになるのではないか。そのレースがどのようなペースになる予想して馬券を・・・と思うのだが、そもそもこの時期は芝のレース自体が少ない、そして今年は開催日も少ない。芝の傾向を掴む前に開催が終わってしまう可能性もなくもないという気がしないでもない(汗)。

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2017年第1回中山競馬の特別競走と開催について

2017年第1回中山競馬の開催日と特別競走は以下のとおりです。


~1日目・1月5日(木)~  
    9R・ジュニアカップ(3歳 オープン 芝1600m 別定)
   10R・招福S(4歳上 1600万下 ダ1800m 定量)
   11R・日刊スポーツ賞 中山金杯(4歳上 G3 芝2000m ハンデ)


~2日目・1月7日(土)~
    8R・中山新春ジャンプS(4歳上 障害オープン ダ3200m 別定)
    9R・寒竹賞(3歳 500万下 芝2000m)
   10R・迎春S(4歳上 1600万下 芝2200m 定量)
   11R・ポルックスS(4歳上 オープン ダ1800m 別定)

~3日目・1月8日(日)~ 
    9R・成田特別(4歳上 1000万下 ダ2400m ハンデ)
   10R・サンライズS(4歳上 1600万下 芝1200m 定量)
   11R・フェアリーS(3歳牝 G3 芝1600m 別定)


~4日目・1月14日(土)~  
    9R・菜の花賞(3歳牝 500万下 芝1600m)
   10R・初富士S(4歳上 1600万下 芝1800m 定量)
   11R・ジャニュアリーS(4歳上 オープン ダ1200m 別定)

~5日目・1月15日(日)~
    9R・初春S(4歳上 1600万下 ダ1200m ハンデ)
   10R・ニューイヤーS(4歳上 オープン 芝1600m 別定)
   11R・京成杯(3歳 G3 芝2000m 別定)


~6日目・1月21日(土)~  
    9R・若竹賞(3歳 500万下 芝1800m)
   10R・初茜賞(4歳上 1000万下 ダ1800m 定量)
   11R・カーバンクルS(4歳上 オープン 芝1200m 別定)

~7日目・1月22日(日)~
    9R・東雲賞(4歳上 1000万下 芝1600m ハンデ)
   10R・アレキサンドライトS(4歳上 1600万下 ダ1800m ハンデ)
   11R・アメリカジョッキークラブC(4歳上 G2 芝2200m 別定)


<今開催(2017年第1回中山競馬)の変更点と注目点>

昨年の開催とを見比べて今年は変化があるのかどうかを探すこのコーナー。

今年の一番の変更点は開催が1日減った事だろう。2014年・15年と9日間の開催が行われてきた第1回中山開催だが、2016年の昨年は1日減って全8日間、そして2017年の今年は更に1日減って全7日間での開催が行われる。暦の関係もあって時々行われる第1回中山競馬の7日間開催。開催が1日減るのは中山競馬ファンとして単純に考えれば悲しいところ。また主催者としてもこの時期特有の除外ラッシュの改善策としてできるだけ多く開催したいとは思う・・・が、芝のレース数が制限されている厳冬期なので、この時期に開催が多いのは正直に言うと嬉しくはなかった。

おかげで今年の開催は昨年まで行われていたレースが行われなかったり、別の日に施行日が移動したりと細かい変更点が多い。それをいちいち羅列していくのは意味がないので省略するが、注目は昨年は開催3日目に移動して行われた別定戦・ニューイヤーS(4歳上・オープン・芝1600m)が今年は開催5日目(1月15日・日曜日)に移動して行われる予定であるところ。ニューイヤーSと言えば年によってレベルの差はあるもののレッドアリオンやミトラ、レッドスパーダ、マルカシェンク、デュランダル、チェックメイトなどが重賞制覇への足掛かりとして出走し優勝している第1回中山開催の名物競走・・・にもかかわらず今年は準メイン。開催5日目はメインに3歳のG3戦・京成杯(芝2000m)が行われることを考えると豪華なレースラインナップの日と言えるのではないか。

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