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中山競馬場の芝状態(第3回中山7日目前日)について

気が付けばアッという間に第3回開催も最終週!

今開催の中山競馬場の芝コースは前開催同様、冬眠中の野芝の間に洋芝を生えさせるオーバー・シードを施した馬場で競馬が行われる。野芝の草丈は約6センチ~8センチ、洋芝は12センチ~16センチ。日経賞が行われる1週目はAコースを使用、ダービー卿CTが行われる3日目(2週目)から皐月賞が行われる最終週の8日目(4週目)までの6日間は内ラチから3m地点に仮柵を設けるBコースが使用される予定。


~荒れた馬場は仮柵でカバーしきれず。ウイニングロードは3~5分どころ!?~

一昔前までの開催開幕週といえばラチ沿いを走る事のできる逃げ・先行馬が幅を利かせていたが、近年はエアレーションの効果などにより以前ほど極端な傾向を示さなくなっている中山競馬場の芝コース。今年の第2回開催も開幕週こそスローペースのレースが多くて逃げ・先行馬の活躍が目立ったが、2週目以降はスローでも差し切りの決まるレースが出現するなど差し・追い込み馬の活躍が目立つ結果に。とはいえ、最後の直線だけで前の馬をゴボウ抜くような極端な追い込みは決まりにくく、差し切られたとしても逃げ・先行馬は2~3着を確保していた。これを考えると「差し・追い込み馬優勢」というよりは「基本的にフラットではあるものの差し・追い込み馬むきの傾向へ振れている」というニュアンスの馬場で競馬が行われていたと言えるだろう。

そんな開催から引き続いて行われているのが今開催の第3回中山競馬。2週目からは使用されるコースもBコースとなり荒れた内ラチ沿いの芝がカバーされるため差し・追い込み馬むきに振れていた馬場の傾向も少しは改善されるかと思っていたのだが・・・、実際に競馬が行われてみると傾向の読みづらい難解な結果に(汗)。どうしてそうなったのか理由を突き止めたかったもののコース移動に加えて雨や洋芝の草丈設定の変更も加わったため答えは闇の中・・・とはいえ勝ち馬が通っていたのはどのレースも馬場の3~5分どころだった。この結果と降ると予報されている雨で悪くなるであろうコンディションを踏まえて考えると「開催3日目と同じような馬場の3~5分どころを通った差し・追い込み馬が活躍するのではないか~」と予想したのが先週の5日目前日にアップしたエントリーだったのだが、結果がどうだったかというと・・・

まぁまぁ予想通りの結果に。

先週の開催5日目、6日目はともに雨。5日目は稍重発表だった馬場も6日目は重まで悪化する程の量が降った。開催2週目の時点ですでに内ラチ沿いを走った馬の伸びは良くなかったが、雨の影響によりこの傾向が顕著化。ハロンごとにおける通過順位だけ見ると逃げ・先行馬、差し・追い込み馬が満遍なく勝ち負けしていたのでコースの内外で有利不利の少ない馬場で競馬が行われていたように見えてしまうのだが、実際はそれらの馬が走っていたのはどのレースも馬場の3~5分どころ。最内を突いて伸びてきた印象のあったニュージーランドTのジョーストリクトリでさえも坂の手前から馬場の半ばに移動、ゴールするころには3~4分どころを走っていた(汗)。


今週で最終週を迎える第3回中山競馬。

今週末は雨を何とか回避できそうなので先週のように馬場コンディションが悪化した中で競馬が行われるようなことにはならないと思われる。このため馬場コンディションが悪かった先週よりも内ラチ沿いを走った馬の伸びは良くなるハズだが、良馬場で行われた開催4日目の競馬から考えると今週も勝ち負けを争うのは馬場の3~5分どころを走った馬なのではないだろうか。ただしその場所を走れるのが逃げ・先行馬なのか、差し・追い込み馬なのかは不明。普通ならば馬場の3~5分どころを走れるのは差し・追い込み馬。しかし、ここまで内ラチ沿いの馬場が悪化してしまうと必ずしも馬場の3~5分どころを走れるのは差し・追い込み馬とは限らないからだ。

内ラチ沿いの芝の状態が見た目で分かるくらい明らかに悪く、実際に走っても内ラチ沿いは伸びないと騎手に判断されると逃げ・先行馬も伸びない内ラチ沿いの馬場を避けて走るようになるが、こうなると差し・追い込み馬は内ラチ沿いを避けて通った逃げ・先行馬の更に外を走らされることになってしまう。後ろで競馬をする馬たちも馬場状態が良いところは走れるもののコーナーで外目に張られることとになるので損する距離は何時もよりも多くなるし、例え良い脚で追い込んできたとしても前の馬も状態が良いところを走っているので追い込みきれない可能性が高くなる。

第3回開催は雨に祟られた中山競馬。おかげでコース移動をしてもカバーしきないほど内ラチ沿いの馬場が荒れてしまった芝コースだが、だからと言って「逃げ・先行馬が不利、後ろで差し・追い込み馬が有利」と単純に決めつけてしまうのは危険。開催最終日となる8日目にはクラシック第1弾・皐月賞が行われるが、逃げ・先行馬が勝負どころの4コーナーや最後の直線でどのような進路取りをしているかを皐月賞前までの芝のレースで確認してから馬券を組み立てるのが良いだろう。

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