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中山競馬場の芝状態(第4回中山8日目前日)について

あっという間に第4回中山開催も最終週。びびります。

今開催の芝コースは1年に5回ある開催の中で唯一、洋芝を撤去した野芝主体の馬場で行われる。野芝の草丈は約12~14cm。開催前半の1日目~5日目までの5日間は内ラチから3mのところに仮柵を設けるBコースを使用、開催後半の6日目~9日目の4日間は内ラチから6mのところに仮柵を設けるCコースを使用する。


~殆どのレースはスロー。このような展開だと後ろの馬は捲れないと厳しい~

4月に行われた第3回中山競馬終了後、約5カ月の休養を経て開催される第4回中山競馬。中山競馬場の芝コースは競馬の行われなかった約5カ月間を利用して野芝の間に生やしていた洋芝を撤去し、痛みの激しかった芝を張り替えるなど大がかりな整備を行うのだが、第4回開催はそんな大がかりな整備を行って初めて行われる開催だから芝のコンディションは内外共に絶好の状態。当然、コーナーで距離損をし難い逃げ・先行馬が有利。現に一昔前はそうだった・・・のだが、そうでもないのが近年の傾向。理由はエアレーションなどによる馬場の軟化作業にあり。この作業を開催前に施す事により一昔前は逃げ・先行馬が圧倒的に有利だった開幕週から差し・追い込み馬も活躍できるようになった~というのが現在の中山競馬場の芝コースだ。

このような馬場では開幕週から「ペースが遅ければ逃げ・先行馬が、ペースが速ければ差し・追い込み馬が活躍できるという、ペース次第でどの脚質にもチャンスのあるフラットな馬場」で競馬が行われることとなるのだが、今年の開幕週はスローペースでも差し・追い込み馬が活躍するレースがあった。理由は中山競馬場の名物、ゴール手前にある心臓破りの坂で脚色が鈍らずスピードを持続する馬、もしくは坂関係なくゴールまで加速して走っている馬が多かったから・・・だが、2週目になるとそのような傾向も緩和。スローペースのレースでは開催1週目ほど差し・追い込み馬がぶっこみが少なく逃げ・先行馬が活躍する本来の姿に戻りつつあった。


このような傾向で迎えた先週の開催3週目。

全体的にスローで展開するレースが多かったため逃げ・先行馬の活躍が目立った。ハイペースになるレース殆ど無かったためハイペースになって差し・追い込み馬が活躍できるかはハッキリしないところだが、超スローペースで展開したオールカマーで逃げて4着となったマイネルミラノの35秒0という上がりと、差してきて5着となったショウナンバッハの33秒5という上がりのタイム差を考えると、ペースが速くなれば差し・追い込み馬が活躍できるであろうと推測はできる。このことから「ペース次第でどの脚質にもチャンスのある馬場」で競馬が行われていたと考えても良いだろう。

第4回中山開催は今週で最終週を迎える。先週からCコースとなった中山競馬場の芝コースはJRAの発表によると「3~4コーナーの内側が少し痛んできた」とのことだが、7日目5Rに行われた新馬戦やメインのオールカマーでイン差しが決まったことを考えると脚質で有利・不利が出るほどの痛みではないハズ。今週も前週に引き続いて「ペース次第でどの脚質にもチャンスのある馬場」で競馬が行われるのではないか。問題はハイペースで流れるレースが殆ど無いこと。結果として逃げ・先行馬の活躍が目立つこととなっているが、このようなペースが多い中で差し・追い込み馬を狙うとするのならば勝負所でポジションを上げられる馬。よほどペースが速くならなければ最後の直線だけで追い込むような形の馬は厳しいとみている・・・が、果たして。

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中山競馬場の芝状態(第4回中山6日目前日)について

第4回開催も今週から後半戦。24日はフリーパスの日!

今開催の芝コースは1年に5回ある開催の中で唯一、洋芝を撤去した野芝主体の馬場で行われる。野芝の草丈は約12~14cm。開催前半の1日目~5日目までの5日間は内ラチから3mのところに仮柵を設けるBコースを使用、開催後半の6日目~9日目の4日間は内ラチから6mのところに仮柵を設けるCコースを使用する。


~開催2週目はペース次第でどの脚質にもチャンスのあるであろう馬場に~

4月に行われた第3回中山競馬終了後、約5カ月の休養を経て開催される第4回中山競馬。中山競馬場の芝コースは競馬の行われなかった約5カ月間を利用して野芝の間に生やしていた洋芝を撤去し、痛みの激しかった芝を張り替えるなど大がかりな整備を行うのだが、第4回開催はそんな大がかりな整備を行って初めて行われる開催だから芝のコンディションは内外共に絶好の状態。当然、コーナーで距離損をし難い逃げ・先行馬が有利。現に一昔前はそうだった・・・のだが、そうでもないのが近年の傾向。理由はエアレーションなどによる馬場の軟化作業にあり。この作業を開催前に施す事により一昔前は逃げ・先行馬が圧倒的に有利だった開幕週から差し・追い込み馬も活躍できるようになった~というのが現在の中山競馬場の芝コースである。

このような馬場では開幕週からペースが遅ければ逃げ・先行馬が、ペースが速ければ差し・追い込み馬が活躍できる「ペース次第でどの脚質にもチャンスのあるフラットな馬場」で競馬が行われることとなるのだが、今年の場合は少し違う傾向。理由はスローペースでも差し・追い込み馬が活躍するレースがあったから。つまりどんな脚質でもチャンスはあったが「ペース次第で~」という話ではなかったのである。

最後の直線半ばに中央競馬随一の急坂が潜んでいる中山コースでは坂の影響により、よほど極端な瞬発力勝負にでもならない限り上がり3Fのうち最後の1Fは他の2Fに比べてタイムが落ちるのが一般的なのだが、今年の場合、極端な瞬発力勝負でなくても2F目と同等か、2F目よりも早いタイムが計測されるレースが多かった。つまり坂があるにもかかわらず坂で脚色が鈍らずゴールまでスピードを持続、もしくは坂関係なくゴールまで加速して走っている馬が多かったということになる。これがスローペースにもかかわらず差し・追い込みが決まった理由と思われる。


そんな少し特殊な馬場で開幕した今年の第4回開催も先週で2週目。雨の影響で重馬場までコンディションが落ち込んだ4日目(日曜日)を除いた3日目と5日目のレースを見てみると、やはり最後の直線に潜む急坂を気にせずに突っ込んでくるような差し・追い込み馬もおり1週目と似たような傾向を示していたと言える・・・が、1週目ほど極端ではなかったように感じる。ハイペースになるレースが少なかったので何とも言えないところはあるが、スローペースのレースでは開催1週目ほど差し・追い込み馬がぶっこみが少なく概ね逃げ・先行馬が活躍していた事を考えると「ペース次第でどの脚質にもチャンスのある馬場」で競馬が行われていたと言えるかもしれない。


今週で3週目を迎える第4回中山開催。

開催は後半戦に入るため芝の荒れ方が気になり始めるところだが、コース移動により今週からCコースを使用するため芝の状態悪化で有利・不利を受けるような脚質は少ないと思われる。ということで今週も先週と似たような「ペース次第でどの脚質にもチャンスのある馬場」で競馬が行われるのではないか。ハイペースになるレースが稀である事を考えると、とりあえず逃げ・先行馬に重きをおいておき、3コーナー手前から自分で動いて捲りを打てるような差し・追い込み馬に注意を払うというスタンスが基本的な予想のアプローチとなるのではないか・・・とは思っているものの、予想がつかないのが金曜日の夜から土曜日の朝に降るという雨の量。雨の降る量にによっては馬場の傾向が変化して土曜日は差し・追い込み馬優勢になる可能性もある。

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中山競馬場の芝状態(第4回中山3日目前日)について

第4回開催も2週目。今週は3日間開催ですが台風が気になりますね。

今開催の芝コースは1年に5回ある開催の中で唯一、洋芝を撤去した野芝主体の馬場で行われる。野芝の草丈は約12~14cm。開催前半の1日目~5日目までの5日間は内ラチから3mのところに仮柵を設けるBコースを使用、開催後半の6日目~9日目の4日間は内ラチから6mのところに仮柵を設けるCコースを使用する。


~気を抜いていると坂でもラップを落とさずぶっ込んでくる差し・追い込み馬あり~

4月に行われた第3回中山競馬終了後、約5カ月の休養を経て開催される第4回中山競馬。中山競馬場の芝コースは競馬の行われなかった約5カ月間を利用して野芝の間に生やしていた洋芝を撤去し、痛みの激しかった芝を張り替えるなど大がかりな整備を行うのだが、第4回開催はそんな大がかりな整備を行って初めて行われる開催だから芝のコンディションは内外共に絶好の状態。当然、コーナーで距離損をし難い逃げ・先行馬が有利。現に一昔前はそうだった・・・のだが、そうでもないのが近年の傾向。理由はエアレーションなどによる馬場の軟化作業にあり。この作業を開催前に施す事により一昔前は逃げ・先行馬が圧倒的に有利だった開幕週から差し・追い込み馬も活躍できるようになった~というのが現在の中山競馬場の芝コースである。

一昨年こそ差し・追い込み馬が圧倒的に優勢な傾向を示したが、台風と台風によって刺激された秋雨前線が週中に降らせた多量の雨によってエアレーションの効果が増幅されてしまったから(だと思われる)。開幕直前に雨のそれほど降らなかった昨年は逃げ・先行馬が活躍するレースもあれば差し・追い込み馬が活躍レースもあるなど「ペース次第でどの脚質にもチャンスのあるフラットな馬場」で開催されていた。ということで今年の第4回開催の開幕週も基本的にはペース次第でどの脚質の馬にもチャンスのあるフラットな馬場で競馬が行われるだろうのではないか~というのが先週の開催1日目前日にアップしたエントリーだったのだが、結果がどうだったかというと・・・

当たらずも遠からずと言ったところ(汗)。

先週の開催を振り返ってみると未勝利戦や新馬戦では逃げ・先行馬が活躍するレースが多かったが、1日目のメイン・紫苑Sや2日目のメイン・京成杯AHのように差し・追い込み馬も活躍するレースもありで「どんな脚質でもチャンスのある馬場」で競馬が行われていたことは確か。それでは何故に「当たらずも遠からず」なのか。理由はスローペースでも差し・追い込み馬が活躍するレースがあったから。つまりどんな脚質でもチャンスはあったが「ペース次第で~」という単純な話では無かったと言うこと。

最後の直線半ばに中央競馬随一の急坂が潜んでいる中山コース。この坂の影響により中山競馬場で行われるレースはよほど極端な瞬発力勝負にでもならない限り上がり3F(ゴールまで残り600m)のうち最後の1F(ゴールまで200m)は他の2Fに比べてタイムが落ちるのが一般的なのだが、今年の場合、極端な瞬発力勝負でなくても2F目(ゴールまで400m~200m目)と同等か、2F目よりも早いタイムが計測されるレースが多かった。つまり坂があるにもかかわらず坂で脚色が鈍らずゴールまでスピードを持続、もしくは坂関係なくゴールまで加速して走っている馬が多かったということになる。これがスローペースにもかかわらず差し・追い込みが決まった理由であろうと思われるのだが、レースを観る側からすればペースが遅ければ逃げ・先行馬が活躍するという考えに基づいて予想を組み立てているのだから違和感を覚える。


今週で2週目を迎える第4回中山開催。

開催はまだ1週しか終わっておらずコース移動も無いため、今週も先週と同じような馬場で競馬が行われるだろう。京成杯AHを観るにレースがハイペースになれば逃げ・先行馬が活躍するのは難しい事を考えると、購入するレースのペース予想が難しい時はとりあえず逃げ・先行馬に重きをおいておき、3コーナー手前から自分で動いて捲りを打てるような差し・追い込み馬に注意を払うというスタンスが基本的な予想の組み立て方となるであろう・・・と思うのだが、そう簡単にはいかせてくれないのは雨。

通常、稍重程度の雨ならば逃げ・先行馬に有利に働くが、重まで落ち込むほどの雨が降ると差し・追い込み馬に有利に。不良まで行くと一周回って逃げ・先行馬に有利に働くというのが芝コースの傾向なのだが・・・。今回、降ると言われている雨は台風と台風に刺激された秋雨前線によるもの。どれほどの量が降るか予想がつかない現時点では馬場がどのような傾向を示すか検討がつかないというのが本音である。

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中山競馬場の芝状態(第4回中山1日目前日)について

気がつけば秋の中山開催。時の流れが速くてビビります(汗)。

今開催の芝コースは1年に5回ある開催の中で唯一、洋芝を撤去した野芝主体の馬場で行われる。野芝の草丈は約12~14cm。開催前半の1日目~5日目までの5日間は内ラチから3mのところに仮柵を設けるBコースを使用、開催後半の6日目~9日目の4日間は内ラチから6mのところに仮柵を設けるCコースを使用する。


~基本的にフラットだが雨の影響が残れば差し・追い込み優勢の馬場かも!?

4月に行われた第3回中山競馬終了後、約5カ月の休養を経て開催されるのが今開催の第4回中山競馬。中山競馬場の芝コースは競馬の行われなかった約5カ月間を利用して野芝の間に生やしていた洋芝を撤去し、痛みの激しかった芝(バックストレッチや1~4コーナー、ホームストレッチの内側など)を張り替えるなど大がかりな整備を行う。1月に新年を迎え12月に年末を迎える私たちの生活のように中山競馬場の芝コースにも1年があって年始と年末があるのだが、年末にあたるのが前開催の第3回開催で年始にあたるのが大がかりな整備を行って初めて行われる第4回開催なのだ。そんな中山競馬場の芝と芝コースにおいて年始となる開催の開幕週だから芝のコンディションは内外共に絶好の状態。当然、コーナーで距離損をし難い逃げ・先行馬が有利のような気もするのだが、そうでもないのが近年の傾向。

その理由はエアレーションなどによる馬場の軟化作業。

この作業を開催前に施す事により一昔前は逃げ・先行馬が圧倒的に有利だった開幕週から差し・追い込み馬も活躍できるようになった~というのが現在の中山競馬場の芝コースである。昨年の傾向を見てみると1日目9Rに行われた3歳500万下のアスター賞や2日目1Rに行われた2歳未勝利戦、同日5Rに行われた2歳新馬戦のように逃げ・先行馬が活躍するレースもあったものの1日目2Rに行われた2歳未勝利戦や同日11Rに行われた紫苑S、2日目11Rに行われた京成杯AHのように差し・追い込み馬が活躍レースもあるなど逃げ・先行馬が絶対的に有利というわけではなく「ペース次第でどの脚質にもチャンスのあるフラットな馬場」で開催されていた。

ちなみに・・・、2Rのクラウンスカイ(2歳未勝利戦)、5Rのレッドリュンヌ(2歳新馬戦)、6Rのハッピームーン(3歳未勝利戦)、11R紫苑Sのクインズミラーグロ(3歳牝オープン)、2日目2Rのガーネットバローズ(2歳未勝利戦)や11R京成杯AHのフラアンジェリコ(3歳上G3)などなど差し・追い込み馬が圧倒的に優勢だった一昨年は極端な傾向を示したが、台風と台風によって刺激された秋雨前線が週中に降らせた多量の雨によってエアレーションの効果が増幅されてしまったからだと思われる。


中山競馬場が所在する船橋市は火曜日の夜から木曜日の夜まで雨。

断続的に降ったため量としてはそれほど多くはならなかったものの、時間にしてみると長かったので例え良馬場との発表だったとしても影響は残すかもしれない(特に初日)。今年の第4回開催の開幕週も「基本的にはペース次第でどの脚質の馬にもチャンスのあるフラットな馬場で競馬が行われるだろう」とは予想しているが、週中に降った雨の影響が残っているようだとフラットと言うよりは差し・追い込み馬に優勢な傾向を示す可能性がある。開幕週とはいえ差し・追い込み馬には注意が必要だ。

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2017年第4回中山競馬の特別競走と開催について

2017年第4回中山競馬の開催日と特別競走は以下のとおりです。


~1日目・9月9日(土)~  
    9R・アスター賞(2歳 500万下 芝1600m)
   10R・鋸山特別(3歳上 1000万下 ダ1800m 定量)
   11R・紫苑S(3歳牝 G3 芝2000m 秋華賞トライアル)

~2日目・9月10日(日)~ 
    9R・木更津特別(3歳上 1000万下 芝1600m ハンデ)
   10R・ながつきS(3歳上 1600万下 ダ1200m 定量)
   11R・京成杯AH(3歳上 G3 芝1600m ハンデ)


~3日目・9月16日(土)~     
    9R・古作特別(3歳上 500万下 芝1600m 定量)
   10R・松戸特別(3歳上 1000万下 ダ2400m ハンデ)
   11R・レインボーS(3歳上 1600万下 芝2000m 定量)

~5日目・9月17日(日)~ 
    9R・汐留特別(3歳上牝 500万下 芝2000m 定量)
   10R・初風特別(3歳上 1000万下 芝1200m 定量)
   11R・ラジオ日本賞(3歳上 オープン ダ1800m 別定)

~5日目・9月18日(日)~ 
    9R・白井特別(3歳上 1000万下 芝1800m 定量)
   10R・浦安特別(3歳上 1000万下 ダ1200m 定量)
   11R・朝日杯セントライト記念(3歳 G2 芝2200m 菊花賞トライアル)


~6日目・9月23日(土)~
    8R・清秋ジャンプS(3歳上 障害オープン 障芝3210m 別定)
    9R・九十九里特別(3歳上 1000万下 芝2500m 定量)
   10R・茨城新聞杯(3歳上 1000万下 ダ1800m 定量)
   11R・セプテンバーS(3歳上 1600万下 芝1200m ハンデ)

~7日目・9月24日(日)~  
    9R・芙蓉S(2歳 オープン 芝2000m 別定)
   10R・外房特別(3歳上 1000万下 芝1600m 定量)
   11R・産経賞オールカマー(3歳上 G2 芝2200m 別定)


~8日目・9月30日(土)~  
    9R・カンナS(2歳 オープン 芝1200m 別定)
   10R・習志野特別(3歳上 1000万下 芝2000m 定量)
   11R・秋風S(3歳上 1600万下 芝1600m 定量)

~9日目・10月 1日(日)~ 
    9R・サフラン賞(2歳牝 500万下 芝1600m)
   10R・勝浦特別(3歳上 1000万下 芝1200m ハンデ)
   11R・スプリンターズS(3歳上 G1 芝1200m 定量)
   12R・内房S(3歳上 1600万下 ダ1800m ハンデ)


<今年の第4回中山開催の変更点と注目点>

昨年と同時期に行われた開催とを見比べて今年の開催は変化があるのかどうかを探すこのコーナー。昨年2016年と比べて今年2017年第4回中山競馬の一番の大きな変更点は「開催2週目は敬老の日を利用した3日間開催が行われる(16日・17日・18日)」こと。敬老の日を利用した3日間開催が行われなかった昨年の第4回開催は全8日間の開催だったが敬老の日を利用した3日間開催を行う今年の第4回中山競馬は開催日数が1日増えて全9日間の開催が行われる。開催日数が1日増えるという事は第4回開催で行われるレース数が12増えるということ。内訳は2歳新馬が1つ、2歳未勝利が5つ、3歳未勝利が増減無し、3歳上500万下が5つ、3歳上1000万下が1つ増えることとなっており、このうち特別レースは3歳上500万下の古作特別汐留特別、そして3歳上1000万下の鋸山特別の3レースが復活している。

2016年の番組表と比べると開催日数が1日増えることで大きな変化があったように思えてしまうのだが、昨年はダ1800mで行われた松戸特別が今年は2015年まで行われていたダ2400mで施工されること、昨年ハンデ戦で行われた白井特別が定量戦になったこと、そして凱旋門賞初売記念記念競走だった秋風Sが単なる秋風Sに戻った事まで含めれば、今年と同じように9日間開催を行った2015年の第4回中山競馬の番組表とほぼ一緒の構成に戻った形だ(特別戦に関して言えば)。


そんな2015年とほとんど変わりない番組構成ではあるものの・・・意味合いとして大きく違っているのは開催1日目に行われる秋華賞トライアルの紫苑Sだろう。

3歳牝馬最後の3冠として10月に京都競馬場で行われる秋華賞(芝2000m)。紫苑Sはその秋華賞の関東圏で行われる唯一のトライアルレースとして2015年までオープン特別として行われてきた・・・のだが、紫苑Sで権利を取った馬が本番の秋華賞で活躍した試し無し(2014年に紫苑Sで2着になったショウナンパンドラが秋華賞を優勝した例はあるが、その年の紫苑Sは中山競馬場スタンド工事のため新潟競馬場で行われたものである)。そんな秋華賞のトライアルレースとして意味があるのか無いのか分からない紫苑Sの現状を見かねて重い腰を上げたのがJRA。「秋華賞の興趣を高めるため」という名目で2016年より重賞に格上げすることにしたのだ。

関東圏で行われる唯一の秋華賞トライアルではありながら単なるオープン特別だったこと、関係者が何かと中山コースを毛嫌いする傾向にあったことなどによって関東所属の馬でさえもリスクを承知で次週に阪神競馬場で行われるローズSに出走するか、8月に札幌競馬場行われるクイーンSに出走するという事が多かった。主催者発表の「秋華賞の興趣を高めるため」という理由を平たく言えば、そんな関東馬にさえそっぽを向かれる紫苑Sを重賞に格上げすることにより出走メンバーの質を上げて秋華賞のトライアルレースとして機能させようという事である・・・と思われる。


そんな重賞に格上げされて初めて行われた2016年の紫苑S。

賞金額は上がったものの「紫苑S経由組は秋華賞では必要ない」という今までの負のイメージが根強いだけに重賞にしたとはいえ早々に結果は出ないだろうと考えていた・・・のだが、紫苑Sで2着になったヴィブロスと5着になったパールコードワンツーを決めるという快挙を達成!重賞格上げ初年度からいきなり成果を出したのだった。今後、紫苑Sが秋華賞のトライアルレースとしてどのような歴史を作っていくかは分からないものの、秋華賞馬を輩出したことは事実。今年も紫苑Sから目が離せない。

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