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中山競馬場の芝状態(第2回中山1日目前日)について

気がつけば第1回東京開催終了・・・。そして第2回中山開催開始。

今開催の中山競馬場の芝コースは前開催同様、冬眠中の野芝の間に洋芝を生えさせるオーバー・シードを施した馬場で競馬が行われる。野芝の草丈は約6センチ~8センチ、洋芝は10センチ~14センチ。中山記念が行われる1週目からスプリングSが行われる最終週までの全8日間、仮柵を設けないAコースを使用する。


~一昨年は差し・追い込み馬が善戦も昨年はそれほどでもなかった開幕週~

今開催となる2018年第2回中山開催は昨年の12月に行われた2017年第5回開催以来、2か月ぶりに内ラチに仮柵を設けないAコースを使用する。12月~2月といえば寒さの影響で芝が育たない時期ではあるものの1月に行われた前開催の第1回中山開催は全日、内ラチから6メートル地点に仮柵を設けるCコースを使用した。つまり仮柵が設けられた部分は2か月間は全く使われていないため極端な悪化を免れて一定の状態を保持している事になる。このため一昔前までの第2回開催の開幕週は他の開催の開幕週と同じくラチ沿いを走る事のできる逃げ・先行馬が幅を利かせていたのだが・・・、エクイターフの導入やエアレーションの効果などにより以前ほど極端な傾向を示さなくなっている~というのが近年の中山競馬場の芝コースである。

一昨年の2016年第2回開催開幕週を振り返ってみても差し・追い込み馬が善戦していた印象。このため昨年の第2回開催も開幕週から差し・追い込み馬が善戦するのではないか~と予想していたのだが、蓋を開けてみると先に抜け出した逃げ・先行馬を後ろで競馬をしている馬たちが差し切れないレースが多かった。1日目6Rに行われた3歳新馬戦や7Rの3歳500万下戦、9Rの水仙賞、2日目9Rの冨里特別などなど極端にスローとなるレースが多かったという事もあるのだが、今年(2017年)も開幕週から差し・追い込みが決まるのではないかと予想していただけに肩透かしを食らう格好に。思い返せば昨年の2017年第5回開幕週も前々で流れに乗った馬の活躍が目立っていた。芝で行われた殆どのレースがスローペースだったという理由はあるにはあるのだが、感覚としてはエアレーションなど馬場軟化作業を取り入れる前の開幕週に戻ったような感じを受けるほど逃げ・先行馬の活躍していた印象。

エクイターフの導入やエアレーションの効果により開幕週から差し・追い込み馬も活躍できる馬場で競馬が開催されている近年の中山競馬場の芝コース・・・になったハズなのに、差し・追い込み馬の活躍が目立たない。その理由を特定するのは難しいのだが「開幕週から差し・追い込み馬が活躍できる・出来ない」のカギを握っているのはもしかしたら馬場を軟化させるエアレーションを施した時期に関係があるのではないか。これはあくまでも推測になるがJRAの発表を見ると昨年の第5回開催はエアレーションを施してから開催開始まで一定の時間が経っていた読み取れる文章だった。エアレーションを施してから時間が経ったことで馬場軟化の効果が弱くなり結果として差し・追い込み馬の活躍しにくい馬場となったのではないだろうか。


そう仮説を立てると今開催もエアレーションを施した時期が重要になってくるハズ。

JRAの発表ではエアレーションを施した時期は明確には示されないが「前開催終了後に~」や「開催前に~」という言葉のニュアンスで読み取る事は可能。ということでJRAの発表を見てみるとエアレーションは「第1回開催終了後に~」という言い回しとなっている。昨年の第5回開催時は「第4回開催終了後に~」という言い回しであった。第1回開催から第2回開催までは約1ヶ月。第4回開催から第5回開催までの間は約2ヶ月であることを考えると、今開催は昨年の第5回開催よりはエアレーションの効果が残っているであろう。もちろんペースの速い・遅いが活躍する脚質についてカギを握っているのは間違いないが、エアレーションの効果が残っているであろうと推測すならば昨年の第5回開催開幕週ほど逃げ・先行馬が大活躍という事は無いのではないか~と予想できるのだが・・・傾向を読みを難しくさせるのは芝の状態。

この時期は暖かい日が多い冬だったり寒い日が多い冬だったり、雪が物凄く降った冬だったり雪があまり降らない冬だったりと気温や環境に差が激しいため年によって芝の育ち方はマチマチ。その芝の育ち方によって活躍する脚質の傾向にも年によって幅がある。ようは「蓋を開けてみなければ活躍する脚質は分からない」ということなのだが、今年の冬は寒い日が多く雪も降った。JRAの発表でも「低温の影響で洋芝の生育が鈍い」とのことなので、こちらの予想だにしない傾向を示す可能性はある。

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2018年第2回中山競馬の特別競走と開催について

2018年第2回中山競馬の開催日と特別競走は以下のとおりです。


~1日目・2月24日(土)~  
    9R・水仙賞(3歳 500万下 芝2200m)
   10R・富里特別(4歳上 1000万下 芝1800m ハンデ)
   11R・アクアマリンS(4歳上 1600万下 芝1200m ハンデ)

~2日目・2月25日(日)~
    9R・黄梅賞(3歳 500万下 芝1200m)
   10R・ブラッドストーンS(4歳上 1600万下 ダ1200m 定量)
   11R・中山記念(4歳上 G2 芝1800m 別定)


~3日目・3月3日(土)~     
    9R・潮来特別(4歳上 1000万下 芝2500m 定量)
   10R・上総S(4歳上 1600万下 ダ1800m ハンデ)
   11R・夕刊フジ賞オーシャンS(4歳上 G3 芝1200m 別定)

~4日目・3月4日(日)~ 
    9R・スピカS(4歳上 1600万下 芝1800m 定量)
   10R・総武S(4歳上 オープン ダ1800m 別定)
   11R・報知杯弥生賞(3歳 G2 芝2000m 皐月賞トライアル)


~5日目・3月10日(土)~ 
    9R・房総特別(4歳上 1000万下 芝1200m 定量)
   10R・サンシャインS(4歳上 1600万下 芝2500m ハンデ)
   11R・ローレル競馬場賞中山牝馬S(4歳上牝 G3 芝1800m ハンデ)

~6日目・3月11日(日)~  
    9R・館山特別(4歳上 1000万下 芝2000m 定量)
   10R・東風S(4歳上 オープン 芝1600m 別定)
   11R・アネモネS(3歳牝 オープン 芝1600m 桜花賞トライアル)


~7日目・3月17日(土)~  
    9R・鎌ヶ谷特別(4歳上 1000万下 芝1600m 定量)
   10R・韓国馬事会杯(4歳上 1600万下 ダ1800m 定量)
   11R・フラワーC(3歳牝 G3 芝1800m 別定)

~8日目・3月18日(日)~
    9R・幕張S(4歳上 1600万下 芝1600m 定量)
   10R・千葉S(4歳上 オープン ダ1200m ハンデ)
   11R・フジテレビ賞スプリングS(3歳牡・牝 G2 芝1800 皐月賞トライアル)


<今開催(2018年第2回中山)の変更点と注目点>

昨年の開催日程と今年の開催日程を見比べて何が変わったのか探す間違い探しの様なこのコーナー。今年の大きな変更点は春分の日を利用した変則3日間開催が行われないことだろう。ここ数年の中央競馬は3月の3週目に春分の日を利用した変則の3日間開催を行ってきた。昨年も19日の土曜日は中京と阪神、20日の日曜日は中山と阪神、21日の月曜日は中山と中京と、開催している中山・阪神・中京競馬場の3場の開催日を3日間でズラして競馬を行う変則3日間開催が行われたが、今年の春分の日は金曜日でも月曜日でもなく水曜日。このため日程的に連続も変則も3日間開催を組む事ができない・・・ということで、2018年の第2回中山競馬の最終週は2015年以来3年ぶりに土曜日と日曜日に開催が行われる事となっている。


その他、細かな変更点は多数あるが目を引くのが中山牝馬Sの施行日変更か。

G2からG1に昇格した大阪杯(第2回阪神競馬4日目)の前哨戦として第4回中京1日目から引っ越してきた金鯱賞。昨年の2017年は第2回中京競馬1日目の土曜日に行われたのだが、「より多くのお客様に楽しんでいただくため」という金鯱賞はもちろん大阪杯も見据えた注目度アップを狙って今年より第2回中京2日目の日曜日に施行日を変更する事になった・・・のだが、そのアオリを食らったのが同じ週に行われている中山牝馬Sだ。中山牝馬Sといえば昨年までは第2回中山競馬6日目の日曜日に行われてきたが、金鯱賞の移動に伴って今年から第2回中山競馬5日目の土曜日に移動して行われる事となった(ちなみに第2回中山競馬6日目のメインは昨年まで第2回中山競馬5日目のメインとして行われてきたアネモネSが行われる)。

施行日が1日繰り上がるぐらいどうって事ないと思われるかもしれないが、3月は繁殖の時期と言うこともあって引退レースに選ばれることが多いのが中山牝馬S。引退レースは今までターフを賑わせてきた馬たちの競馬場で走る姿を見られる最後の機会。「日曜日は休みだが土曜日は仕事」というファンも少なくないであろう事を考えると施行日の変更は「たかが1日、されど1日」であるのではないかと思われる。

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